横浜ジュニアでは,ほぼ毎日の練習でガットが2週間から1ヶ月強程度で切れてしまいます.
ショップに頼るのも良いのですが,預けに行く手間やコスト面,大切なラケットの管理も考えて機械張りで張っています.
メンバーのテンションは20ポンド(9Kg)前後から30ポンド(13.5Kg)あたりまで.
25ポンド前後(11.25Kg)を越えると打球音が金属的な響きになります.
現在は中学生も使用球が水鳥に変わったので以前より高いテンションで使用できます.
テンションを高くすると反発力も強くなるのでグリップも衝撃を吸収するようなグリップに交換しています.
23ポンド前後からフレームに対する変形量も大きくなるのでフレームを全8点で支えて張っています.
女子の場合は20〜23ポンド前後で使用するのがベストのようです.
使用ガットは入手しやすいということでヨネックス
BG65(0.7mm),ゴーセン系のストリングス(0.68〜0.72mm)を使用して,2本張りで張り上げます.
1本張りも良いのですが,ガットを引き回す手間が掛かるので...
(^o^
フレームに対して全て同じテンションではなくフレーム剛性に合わせてテンションをかけます.
基本的には縦のメインストリングに対して10%前後高いテンションで横のストリング(クロスストリングス)を張り上げます.
テンションをかける場合も,ストリングスを一度
フレームに通して,必要トルクの90%前後のテンションをかけます.
こうすることにより,グロメット/フレームに対して十分にストリングスがなじみ,経時変化によるテンションの緩みを少なくします.
その後,必要なテンションをかけて張り上げます.
横浜ジュニアのストリングマシン(電動マシン)は重量
28Kg(,分銅式は25Kg) 0.5ポンド刻みでテンションがかけられます.
使用するマシンは電動と分銅式.
この2種類のストリングマシンを使用するのは使用頻度に関してのテンション設定の経時変化が少ないからです.
つまり,多少使い込んでも設定テンションの狂いが少ないのです.
特に分銅式はテンションのキャリブレーションも随時,調節することができます.
雑誌等に分銅式は電動マシンに比して,テンションが少なく掛かるということが掲載されていますがそんなことはありません.
重要なのはガットストッパーです.
一般的に分銅式は電動式に比較して安価な製品が多いので,附属するガットストッパーも安価なものが附属することが多いようです.
そのために必要トルクでテンションをかけてもガットストッパーで止める際に,緩むことが多いようです.
最近の高価格帯の電動マシンは駆動部にDCモーターからステッピングモーター
(すべて日本製)に変わり,とても微妙で複雑なテンション設定が可能になっています.
電動マシンの特徴は効率性の点で分銅式に対して大きく有利です.
一日に5本程度,張らなくてはいけない場合などは,分銅式よりも電動マシンの方が効率よく,安易に張り上げることが可能です.
ラケットショップで電動マシンが使われるのが多いのは,このためです.
最近は高いテンションで張ることが多いのですが,そのためにマシンの剛性も必要です.
ある程度の重量がないと,マシン剛性が足りずにフレームの変形がでるマシンもあるようです.
上の写真以外のガットストッパー
シルバーのストッパーは電動マシンで使用します.
黒い方のストッパーはフライングストッパー.
コストも高くとても軽量なタイプですが,上の写真のヨネックス製よりも強固にガットを挟んで固定できます.
ストリングスを挟む強度も調整できます.
23ポンド以上でテンションをかける場合はこの写真のストッパーを用います.
又,高いテンションで張る場合,フレームの剛性も考慮する必要がありますが,グロメットの管理もとても重要です.
左の写真はグロメットを外してありますが,廉価版のラケットに25ポンドでストリングを張った際のテンションでフレームに陥没が出てしまいました.
25ポンド以上でストリングを張る場合は,やはり剛性の高いラケットとグロメット/フレームの支持に注意をはらう必要があります.
最近は高いテンションでストリングを張るプレーヤーが多いのですが,確かに球離れは良いと思います.
又,その高いテンションで金属的な打球音が好きだという理由で25〜30ポンド近いテンションを好むメンバーもいます.
横浜ジュニアでは,剛性の高いラケット,剛性の柔らかいラケットを各自
打ち込んで自分にあったラケットとテンションを模索するのも良いと思います.
小中学生の場合,トッププレーヤーが使用するような高価格帯のラケットを使いたがりますが,自分の身体能力に合わせた重量,剛性のラケットを使うのがベストです.
かつて,テニス界のトッププレーヤーのボルグが80ポンド,対するマッケンローが35ポンドのストリングスで対戦しました.
舞台はウィンブルドンのセンターコート.
結果は軟弱ストリングのマッケンローが世界を制しました.
強打のボルグのショットを柔らかいテンションのラケットでかわしていく,ボルグの強打を利用するという手法.
マッケンロー陣営のゲームに対する戦術/戦略が見事に功を奏しました.
以来,テニス界では緩いストリングスが席巻しました.
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